リナリナ猫瑞希Kanon(雪国)編
第2話「ナギー! 死のシャボン玉」


アークデーモンの地上代行者である佐祐理は、伝説のカノンウォリアー(ヒロイン)達を復活(招集)させた。
こうして、彼女達の打倒リーフの決戦の火蓋は切って降ろされたのだった。



猫瑞希「猫パンチ流星拳!」
北川 「げほばぁっ!」
猫瑞希「男のくせにカノン・ウォリアー(ヒロイン)やってるんじゃないにゃ……」



真琴 「あぅ〜! 真琴の姉妹(狐)達の餌になりなさいよ!」
梓 「くっ……」
真琴 「真琴群狐拳!」



あゆ 「うぐぅ! 炎(たい焼き)と凍気(雪)を操るボクに……凍気だけの琴音 さんがかなうわけないよ!」
琴音 「…………あの……わたしが使うのは凍気じゃなくて『核』ですけど……」
あゆ 「うぐぅ!?」
琴音  「プルトニウムエクスキュージョン!!!」
あゆ 「うぐううううううううううううううううううううううぅ!」



名雪 「…………」
楓  「…………」
名雪 「………………」
楓  「……なぜ、殺気が無い……?」
名雪 「…………くーっ」」
楓  「寝てる!?」



名雪の目覚ましの音色に翻弄され、切り札の星雲蜜柑嵐も敗れ危機一髪の楓の前に千鶴が現れ、名雪に幻覚茸拳を放つのだった。
名雪 「お母さん、邪夢(ジャム)は……邪夢(ジャム)だけは辞めて……」
千鶴 「これで、彼女は母親の自分への愛情を思い出すはずです」
楓  「……恐怖の間違いだと思う……」
身内の毒物(料理)に苦しむ名雪に、なぜか親近感を覚える楓だった……。



佐祐理「あははーっ ♪ みんな役立たずさんばかりですね ♪」
舞  「……佐祐理……かくなる上は私が行く……」
栞  「いえ、私が……」
美汐 「フフフフッ」
舞  「……何がおかしいの?」」
美汐 「いかに、カノンウォリアー最強の舞さんでも不覚を取ることはあります。ここは、Kanon(雪国)1の頭脳を誇るこの美汐にお任せください」
佐祐理「あははーっ ♪ いいでしょう ♪ やってみなさい、美汐さん ♪」



美汐 「さあ、この宝石漬けの理奈さんを助けたかったら、大人しくやられてください、    猫瑞希さん」
猫瑞希「なんて、卑怯な奴にゃ!」
美汐 「フフフッ……いずれは佐祐理さんも出し抜き、Kanon(雪国)はこの美汐が    支配します」


しかし、その美汐も、猫瑞希、琴音、梓の三人がかりの攻撃の前についに敗れてしまうのだった。



栞  「スノーインパルス!」
楓  「星雲蜜柑嵐(ネビュラミカンストーム)!!!」

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!

楓がアイス星バニラの栞さんを倒した瞬間、影のカノンヒロイン、アイス星チョコの香里が姿を現す。
香里 「馬鹿な妹……これからは、あたしが真のアイス星のカノンヒロイン(ウォリアー)    よ!」
彼女は、双子(姉妹)は不吉(香里は髪の毛を描くのが面倒臭い)という理由で捨てられた、栞の姉だった。


栞  「……さあ、お姉ちゃん……私ごと……鬼(千鶴)を貫いて……」
鬼・千鶴「できるならやるがいい……この鬼・千鶴あえて避けん」
香里 「…………くっ」
栞  「……お姉ちゃん……」
香里 「……あたしにはできない……」
栞  「……お姉ちゃん………………」
香里 「帰えりましょう、栞……あたし達の故郷へ……」
香里は栞の亡骸を抱いて去っていった。



佐祐理「あははーっ ♪ 香里さんも役に立ちませんね ♪」
舞  「……所詮、彼女は本当のヒロインじゃない……」
佐祐理「あははーっ ♪ 舞は佐祐理を失望させたりしないですよね ♪」
舞  「……私の命は佐祐理の物……」


舞  「…………」
琴音  「攻撃が効かない!?」
楓  「攻撃が届かない!?」
舞  「…………」

ドオオン!

琴音 「ああああああああああああああああっ!」
楓  「きゃあああっ!」


猫瑞希「猫パンチ流星拳!」
舞  「……無駄」
猫瑞希「避けもしないにゃ……」
全ての攻撃は舞には一切通用しなかった。


梓  「やっぱり、こいつはあたしと同じ弱点を持ってる……」
猫瑞希「にゃ! どういうことにゃ、梓?」
梓  「伝説の英雄ジークケロピーと同じ……最大の攻撃を放つ瞬間、一瞬だが左胸がが    ら空きになる……」
舞  「…………」
    捨て身で、舞の左胸にかすり傷をつけた梓は、猫瑞希に全てを託して、気を失った。
舞  「……覚悟!」
猫瑞希「今にゃ! 猫パンチ流星拳!」



その頃、佐祐理の前に謎の少女が姿を現していた。
佐祐理「あははーっ ♪ あなたは誰ですか?」
???「…あなたにそのまじかる☆さゆりんステッキを与えた者の使いと言えば解るはずです」
佐祐理「…………」



猫瑞希「やったにゃ……ついに、舞を倒したにゃ……」
???「…Kanonのヒロインも案外情けないです」
猫瑞希「誰にゃ!?」
美凪 「…神奈様に仕えるAIR七将軍の1人、海泡女(シャボン玉)の美凪」
猫瑞希「AIRに七人もキャラはいないはずにゃっ!」
美凪 「…細かいことを気にしてはメッですよ」
舞  「……この猫さんの言ってたことは全て本当だったの……?」
猫瑞希「お前が佐祐理を操っていたにゃ!?」
美凪 「…このKanon(雪国)は元々神奈様の支配下にあります」
舞  「…………」
美凪 「…どいていてください、舞さん……私が代わりに倒してあげます……デットエンド・シャボン玉!」
猫瑞希「なんて美しいシャボン玉にゃ……」
無数のシャボン玉が猫瑞希を取り巻いていく。
美凪 「…今です! シャボン玉カッター!」

キュルキュルッ! ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアン!

猫瑞希「にゃぎゃああああああああああああああああっ!」
美凪 「…波紋100%のシャボン玉です」
佐祐理「あははーっ ♪ 作品を微妙に間違えてますよ ♪」
美凪 「…トドメです」
舞  「……待って」
美凪 「…あなたがトドメを刺しますか? まあいいでしょう」
舞  「……倒すのはお前!」
美凪 「…お馬鹿さん……デットエンド・シャボン玉!」
舞  「…………!」
美凪 「…シャボン玉が効かない!」
舞  「……猫さん、佐祐理を頼む……」
美凪を羽交い締めにすると、天に昇っていく、舞。
猫瑞希「……舞……」


猫瑞希「アークデーモン(秋子)よ、力を貸すにゃああああっ!」
???「了承」
佐祐理「ふぇ!? まさか、それは伝説のアークデーモン(秋子)ローブ!?」
猫瑞希「これで終わりにゃあっ!」

スパアアアアアン!


佐祐理「あははーっ ♪ というわけで、佐祐理は操られていたんですよ ♪ だから、佐祐理は何も悪くないですよ ♪」
猫瑞希「こいつ……操られてた時と何も変わってないにゃ……」
佐祐理「でも、生き残ったのが佐祐理だけだから、佐祐理がKanonの真のヒロイン(支配者)に決定ですね ♪」
猫瑞希「…………じゃあ、あたしはもう帰るにゃ……」


リナリナ猫瑞希Kanon(雪国)編完!


『蛇足』
沙織 「あたし……女神のはずなのに……」
瑞穂 「まったく、出番がなかったですね、くすっ(底意地の悪い笑み))」
瑠璃子「くすくす……もうすぐ、最初で最後の出番だよ」
沙織 「えっ!?」

ザパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!

瑠璃子「くすくす、さおりんとついでにみずぴーが大波にさらわれちゃったよ。これで、海皇(AIR)編の伏線は完了だね(ふしゅん)」



次回予告

美凪 「…リナリナ猫瑞希Kanon(雪国)編、終了です……ぱちぱちぱちぱちぱち」
猫瑞希「にゃあ!? もう帰ってきたにゃ?」
佐祐理「あははーっ ♪ 舞、犬死にですね ♪」
猫瑞希「……にゃんて酷いこと言うにゃ……親友じゃなかったのかにゃ?」
美凪 「…にゃんて……にゃんてシャントン?」
理奈 「あははーっ ♪ 美少女ゲームの名前ですね ♪」
猫瑞希「…………こいつら……」
佐祐理「まあ、とりあえず、1話だけ書いて放置したままというのもなんなんで、さっさと完結させちゃったって感じでしたね、今回のお話は ♪」
美凪 「…ダイジェスト?」
理奈 「ええ、ダイジェスト風でしたね ♪」
猫瑞希「……で、この続きはあるのかにゃ?」
理奈 「あははーっ ♪ 今の所、書く予定まったくありません ♪」
猫瑞希「誇らしげに言うにゃ……」
美凪 「…では、次回……リナリナ猫瑞希第100話『聖戦再び! 翼人神奈の野望!』    でお会いしましょう…… 」
猫瑞希「お前も勝手に予告するにゃ! 続編やらないって言ってるにゃ!」
理奈 「あははーっ ♪ なんでいきなり100話!?ってところをツッコミ入れなくて    いいんですか?」
猫瑞希「別にいいにゃ。元ネタ(原作)もその回の次回予告だけ、話数を言っていたにゃ    ……いつもは話数なんて言わにゃいのに……」
理奈 「あははーっ ♪ 100話なんて滅多にない記念ですからね ♪」
猫瑞希「まあ、そうにゃ……て、理奈!?」
理奈 「ふぇ!?……あ……」

ガサゴソ! ゴソ!

佐祐理「あははーっ ♪ 理奈って誰ですか? 佐祐理は佐祐理ですよ ♪」
猫瑞希「今、確かに隣に居たのが理奈になってたにゃ……」
佐祐理「あははーっ ♪ 気のせいですよ ♪」
猫瑞希「…………」
佐祐理「あははーっ ♪ あははーっ ♪ あははーっ ♪」
美凪 「…笑って誤魔化してます」
佐祐理「では、今回はこの辺でさよならですね ♪」
猫瑞希「……まあいいにゃ……じゃあ、ちょいにゃ(バイバイ)〜 ♪」
美凪 「……さようなら」


猫瑞希「そういえば、いつも次回予告になるとわいてくる奴らはどうしたにゃ?」


ヒュウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!(吹雪)

栞  「………………」
香里 「………………(なぜか、満足げな顔」


美凪 「…『栞(ついでに香里)よ、雪原に眠れ』って感じですね」



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