リナリナ猫瑞希Ｋａｎｏｎ（雪国）編
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地図にも載っていない、永遠の雪に閉ざされた世界。 その世界の『神』が一匹の野良猫との戦いの果てに消滅した。 ？？？「あははーっ ♪ 秋子さんが消滅した今！ Ｋａｎｏｎ（雪国）の支配者はアークデーモンの地上代行者である佐祐理です ♪」 舞 「佐祐理……名前伏せた意味がない……」 佐祐理「あははーっ ♪ 細かいことを気にしちゃ駄目ですよ、舞 ♪」 巨大なアークデーモン（三つ編みの主婦）の石像を背にして、佐祐理の演説は続く。 佐祐理「さっき、正体不明の『自称アークデーモンより巨大な力を持つ者』からもらったこの『マジカルさゆりんステッキ』の力で、蘇りなさい ♪ 伝説のカノンウォリアー（雪戦士）達よ ♪」 ？？？「だおだお」 ？？？「あぅ〜」 ？？？「うぐぅ〜」 ？？？「……いきなり呼び出す人嫌いです」 ？？？「…………」 ？？？「…………」 舞 「……メインヒロインだけだと数が足りなかった……？」 佐祐理「あははーっ ♪ しかも、佐祐理と秋子さん抜きですからね ♪ あくまで数合わせです ♪」 ？？？「自分だってメインヒロインじゃないくせに……」 佐祐理「ふぇ？ 何か言いましたか、狐のおまけさん？」 美汐 「いえ、別になんでもありません」 真琴 「あぅ〜？」 美汐 「それにしても……『やっぱり』香里さんは居ませんね」 栞 「お姉ちゃんは『脇役』ですから」 こうして、彼女達の打倒リーフの決戦の火蓋は切って降ろされたのだった。 栞 「バイキングアイスクリーム（アイスクリーム食べ放題）！！！」 ズガガガアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ！ ラピード・綾香「げはあっ！ これでもうあたしの出番終わり…………」 葵 「綾香さんが一撃で！？」 栞 「フッ、リーフの黄金哀奴隷（ヒロイン）もたいしたことありませんね」 葵 「綾香さんって、アルデバラン（相手の強さの引き立て役）だったんですね……」 栞 「さあ、覚悟してください、アテナ（さおりん）さん」 沙織 「名前が『沙織』ってだけで殺されちゃたまらないわよ！」 瑞穂 「アテナ（古株ヒロイン）を守るんです」 瑠璃子「くすくす」 栞 「邪魔です、青銅哀奴隷（雑魚ヒロイン）」 ピッ！ ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン！ 瑞穂 「ぶぼらああああああっ！（醜い断末魔）」 瑠璃子「くすくす、所詮メインじゃない青銅の扱いなんてこんなものだよ（なぜか、ノーダーメージ。でも、なぜか退場）」 栞 「さあ、今度こそトドメです」 沙織 「ちょっと……」 猫瑞希「危ないにゃ、猫パンチ流星拳！」 ズパパパパパパパパパパパパパッ！ 沙織 「うぎゃあああああああっ！」 猫瑞希「ふう、危ないところだったにゃ……」 栞 「仲間を背後から攻撃……なんて非道いことするんですか、猫耳さん……」 猫瑞希「うるさいにゃ！ ちょっと手元が滑っただけにゃ……くらうにゃ！ 猫パンチ流星拳！」 栞 「バイキングアイスクリーム！！！」 ズパアアアアアアアアン！ 猫瑞希「うにゃああああああああっ！？」 栞 「その程度ですか？」 猫瑞希「なんて速さにゃ……黄金哀奴隷以上にゃ……」 栞 「今、楽にしてあげます。バイキング……」 楓 「危ない、猫瑞希さん！ 星雲炬燵（ネビュラコタツ）！」 ドカッ！ 楓 「……大丈夫ですか、猫瑞希さん？」 猫瑞希「にゃあ、助かったにゃ、楓ちゃん」 栞 「背後からひとの後頭部をコタツで強打…………普通、死にますよ……」 猫瑞希「まだ生きてるにゃ……」 楓 「病弱という設定のはずなのに……丈夫ですね」 猫瑞希「にゃ、病弱を売り物にしてる奴にかぎって最後まで生き残ったりするにゃ」 楓 「……病名も永遠の謎ですしね……」 栞 「……もう本気で怒りました。バイキン……」 梓 「危ない、楓！」 ドコオオン！（梓のアッパーが栞に直撃） 栞 「ごふぅ！」 楓 「梓姉さん……出番あったんですね……」 梓 「……どういう意味だ……楓……」 楓 「いえ、作者の趣味で配役代えられるかと……」 梓 「………………」 栞 「……また不意打ちですか……いいです、こうなったら全員まとめて……バイ……」 千鶴 「梓、危ない！」 ザシュッ！（千鶴の飛翔が栞に直撃） 栞 「げふぅ！…………あなた方、数の暴力って言葉知ってますか……」 ？？？「………………（こっそりと栞の背後に忍び寄る第５の影）」 楓 「………………」 栞 「…………？」 琴音 「メルトダウン（原子炉大暴走）！」 栞 「きゃあああああああああああああっ！」 琴音 「そして、琴音 最大の秘拳ラ・ティルト（核爆）！！！」 カツッ！ 猫瑞希「…………卑劣にゃ、琴音 ……」 楓 「……まあ、琴音 さんですからね……他人に不幸を招くのは得意技です……」 栞 「核爆発なんてぶつけたら普通絶対死にますよ！ 跡形もなく！」 猫瑞希「だから、なんで生きてるにゃ、お前……」 栞 「核ごときにやられるほどやわではありません。私はもっと重い病気にかかっていますから……」 猫瑞希「毒（病気）をもって毒（格汚染）を制すにゃ？」 楓 「……説得力ありませんよ……」 梓 「いくら汚染されないからって、あの距離で爆発して……」 千鶴 「化け物〜ち〜ちゃん、恐い〜☆」 栞 「鬼に化け物呼ばわりされたくありません！」 猫瑞希「すきありにゃ！ 猫パンチ流星拳にゃ！」 栞 「だから、そんな遅い拳は効かないと……」 スパパパパッズバババババババッ！（加速していく猫パンチ流星拳） 栞 「なっ！？ くっ！ バイキングアイスクリーム！」 猫瑞希「にゃあああああっ！」 ドカアアアアアッ！（吹き飛ぶ猫瑞希） 栞 「……まあいいです、今日のところはあくまで挨拶代わりです。いずれ、リーフに代わって、世界は我らがＫａｎｏｎ（雪国）が制します」 姿を消す、栞。 猫瑞希「Ｋａｎｏｎ（雪国）……恐ろしい敵にゃ……」 チャララ〜 ♪ 理奈 「猫耳ドリーム ♪ 話せない〜 ♪」 猫瑞希「何やってるにゃ、理奈？」 理奈 「あははーっ ♪ 出番が無いんで、EDでも歌おうかと……」 香里 「……はい、邪魔よ！」 美汐 「邪魔です！」 ドカッ！（吹き飛ばされる理奈と猫瑞希） 香里 「……次回予告はあたし達の仕事よ」 美汐 「本編で出番がないから、必死ですね、香里さん」 香里 「余計なお世話よ……で、これが『ぱぎゅう（猫ライド）』と平行して企画してた作品なの？」 美汐 「ええ、資料（元ネタ）が見れなくなったので、中止しようかと思ったのですが……やっちゃいましたね」 香里 「…………」 美汐 「今回のテーマは、鍵キャラと葉っぱキャラの『格（強さ）』の違いですね。キャラ数が少ない（絞られてる）からこそ、一体一体の強さ（個性、魅力）が強いんです」 香里 「……その理屈で行くとAIRなんかは……」 美汐 「……香里さんの想像どおりです。私達が七将軍だったら、彼女達は三巨頭ですね」 香里 「それってレベル差が高すぎない……？」 美汐 「でも、三巨頭って、青銅（フェニックス）や黄金（カノン様）にあっさり倒されちゃったりするんですよね」 香里 「謎よね……あの世界の強弱（実力差）って……」 美汐 「アニメオリジナルのゴットウォリアーも強いんだか、弱いんだか、謎ですよね」 香里 「ゴットローブって漢字に変換すると神衣（カムイ）になってしまうわよね……どうでもいことだけど……」 美汐 「ホントどうでもいことですね」 香里 「…………」 美汐 「というわけで、次回『リナリナ猫瑞希Ｋａｎｏｎ編【北川！ 嫉妬の小宇宙（萌え）】』をお楽しみください」 香里 「次ぎもこれなの！？」 美汐 「嘘です」 香里 「………………」 美汐 「次こそカノン・プリンセスだといいですね」 香里 「……まあ、期待はしないけどね……」 美汐 「あなたはコスモ（萌え）を感じたことがありますか？」 |